初詣のマナーはこれで完璧!

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初詣
初詣

あけましておめでとうございます。

新しい年が始まり、これから家族や恋人・友達と初詣に行く方も多いと思います。

いままではただ参拝に行っていただけで、正しいマナーや意味はあまりわからないという方は、この機会にしっかりとお参りの仕方を身につけて、初詣にいきませんか?

初詣前に

そもそも初詣とは

一年のはじまりで、なんとなく初詣に行くって人が多いと思いますが、初詣に行く意味としては

去年1年間を無事に過ごせたことに感謝をし、また新しい1年を無事と平安で過ごせるように、神や仏に対してご挨拶に行く

ことです。

初詣の原型とは

元々は「年籠り」(としこもり、としごもり)と言い、家長が祈願のために大晦日の夜から元日の朝にかけて氏神神社(同じ地域・集落に住む人々が共同で祀る神道の神)に籠る習慣でした。
やがて年籠りは、大晦日の夜の「除夜詣」と元日の朝の「元日詣」との2つに分かれ、元日詣が今の初詣の原形と言われています。

ウィキペディア(Wikipedia)

初詣はどこに行くのが正しい?

初詣に行く場所ですが、基本的には神社でもお寺でも大丈夫です。

一般的には、神社は「神様」で、お寺は「仏様」がいる場所とされていますが、そのように区分されるようになったのは、明治時代と意外と最近であり

それまでは神仏習合といって、神や仏は区分なく信仰の対象となっていました。

そのため、信仰上の理由がとくになければ、どちらに初詣に行っても問題ありません。

ただ注意してほしいことが1点あります。

初詣はそもそも氏神(地域の守り神)や先祖代々檀家(お墓がある)になっているお寺に行くものです。

そのため、その年の初めに行くところはそちらに行ってから、気になっている神社やお寺に行ってください。

自分が氏神の立場になってから考えれば、守ってあげているのに、新年のあいさつが全然関係ないところに行かれたら、良い気持ちになりませんよね。

初詣はいつ行くのが良いの?

昔からの作法の場合は、元旦にお雑煮を食べた後に午前中に初詣に行くのが基本ですが、最近は混雑を避けるために日付や時間をずらして参拝する人も増えています。

できれば三が日(1月1日~1月3日)に行った方がいいですが、難しい場合は、遅くても松の内中にお参りしてください。

松の内とはお正月に色々なところで飾られている門松や注連縄などの松飾がしている期間のことで、地方によって違いもありますが

一般的には関東では1月7日、関西では1月15日までとなっていることが多いです。

初詣はだれと行けばいいの?

誰とでもいっていいです。

家族や恋人・友達など行きたいかたといって問題ありません。

ただこちらでも注意が1点あります。

一家の代表として、お父さんなどが家族の分まで行うのはダメです!あくまで自分お参りは自分で行うのが基本です!

ただ、喪中で初詣に行けない方などは、代理の人に参拝を頼むことは大丈夫です。

参拝のルール

参拝には意外とルールが多くあります。

こちらを完璧にこなして、良い一年をスタートしましょう。

神社での初詣マナー

神社は神聖な場所で、鳥居が自分たちが日ごろ過ごしている外界と聖域を区切るものになります。

鳥居に入る前に衣服を整えて、鳥居の前にで一礼。

この時に神様に初めて挨拶をします。

その後、鳥居に入るのですが、その際は真ん中は神様の通り道なので、基本的に真ん中は避けて端を通ります。

参道を歩く際は真ん中を歩かない。

こちらは鳥居と同じく、参道の真ん中も神様の通り道のため、参拝者は左右のどちらかの端を歩くようにします。

手水舎(てみずや)で神様にある前に心身を清める。

神社には参拝客用に必ず手水舎というのがあります。

参拝とは神様にご挨拶するための神聖な儀式のため、まずは身を清める必要があります。

まず右手で柄杓を持ち、左手を清め、次に左に持ち替えて右手を清めます。

再び右手に持ち替えて、左の掌で水を受け、口をすすぎます。柄杓に口をつけてはいけません。

もう一度、左手に水をかけたら、両手で柄杓を立てて柄の部分に水を流し、元の場所にふせて置きます。

参拝(一般参拝)をする時は二拝二拍手一拝。

鳥居の時とは違い、深いお辞儀を2回します(二礼)。
背中を丸めないように気をつけて、ゆっくりと腰を90度くらいまで曲げるてください。

胸の高さで2回、拍手をします(二拍手)。
肩幅くらいに両手を開き、右手を少し下にずらすようにして拍手をします。

指先を揃えて手を合わせ、神様に感謝し、お祈りをします。この際にいきなりお願いごとではなく、去年の1年の感謝をはじめに伝えて、お願いごとは欲張らずに1つに絞ってお祈りします。

最後にもう一度、深いお辞儀をします(一礼)。

参拝が終わったら鳥居をくぐり抜けて後に、振り返り最後に会釈します。

その他情報

  • おみくじを引くのは、あくまで本殿の参拝をしてから行う
  • おみくじの順番は基本的には、大吉>吉>中吉>小吉>末吉>凶
  • 悪い運勢が出たら結んで帰る人が多いようですが、実際には持ち帰ってもよい。
  • 結ぶ時には樹木保護の観点からも生木を避け、神社が用意している場所に結ぶことが望ましい
  • 持ち帰ったおみくじは、神棚に上げたり、財布などに入れておく。 ごみなどと一緒に捨てないように
  • 初詣でも御朱印を書いていただくことができる

最後までお読みいただきありがとうございました!