PHP7技術者認定初級試験を受けてみたら、思ったより簡単に合格しました!
私はお仕事でプログラマー/システムエンジニアをしているのですが、プログラム言語の資格という資格はあまり持っていません。。。
最近同僚や上司からも何か取らないのか?と聞かれることが多々あって、ちょっと先週の土曜日にPHP7技術者認定初級試験を受けてきました。
1000点満点中700点が合格ラインで、775点を取ることができ、無事合格しました!
目次
PHP7技術者認定初級試験とは?
PHP技術者認定機構にて管理されているPHPの試験です。
PHPプログラミングの基本知識を問う試験で、レベルはPHPの試験で一番簡単。
初心者が独学で勉強して1カ月もあれば取得可能なぐらい。
問題の内容は、PHPの使い方や関数・コーディング規約・コード実行時の動きなどが問題で出されます。
【公式サイトから抜粋】
ITスキル標準(ITSS) | レベル1 |
受験料金 | 12,000円(税抜)※学校法人の生徒、先生は50%オフで受験可能 |
試験会場 | 全国のオデッセイコミュニケーションズCBTテストセンター |
試験日 | 試験会場にてほぼ一年中実施しています。 |
設問数 | 40問 |
試験時間 | 1時間 |
合格ライン | 7割正解 |
出題形式 | 選択式(複数または単一選択) |
勉強方法は?
プログラム未経験なのか、PHPでコードを書いたことがあるかで変わってきます。
半年以上PHPでコードを書いている人なら、試験問題集を1週間も勉強すれば受かると思います。
【Kindle版】
私の場合は1カ月以上前に購入したのですが、目を通したのは購入日と前日の2回だけです(笑)
私はPHP歴は5年ぐらいあるので、これでも受かりましたが、あまり自身の無い方は、1週間ほど勉強したほうが良いかと思います。
プログラムが未経験の場合はどんな勉強をすれば良い?
プログラムが未経験の場合は、そもそもプログラムの書き方ルールや実行のさせ方などの初歩を学ばないといけないので、試験の公式参考書「初めてのPHP」を参考に勉強し、PHPについて学ぶのが最初です。
Kindle版】
そもそも基礎が無いと、試験本を見ても問題の内容が理解できなく、時間を無駄に浪費するだけです。
本だけ勉強しても身につかないと思いますので、Progateやドットインストールを参考に実際にコードを書いてみるとで、さらに身につくと思います。
どうしても読むだけだと、その場では覚えていても時間が経つと忘れてしまいますので、実際に手を動かすことが大事です!
ある程度覚えて自信がついてきたら試験問題集を行い、問題を全て解けるまでやりこみましょう。
試験問題集の勉強で注意してほしいのですが
試験ではそのままの問題が出るわけではないため、答えを丸暗記しても意味がありません。
各問題の解説を読み、問題内容と答えをちゃんと理解することが大切です。
実際に試験に出る問題の内容は?
全体で40問で、各問題の割合は下記のようになっています。
- PHPの特徴
- テキストと数の操作
- ロジック
- データのグループ
- ロジックのグループ
- データとロジックの結合
- ユーザとの情報交換
- 情報の保存
- ファイルの操作
- ユーザの記憶
- 他のWebサイトやサービスとのやり取り
- デバッグ
- テスト
- ソフトウェア開発で心得ておきたいこと
- 日付と時刻
- パッケージ管理
- メールの送信
- フレームワーク
- コマンドラインPHP
- 国際化とローカライゼーション
実際に私が試験を受けた時には、下記の問題が出てきました。
あまり詳しく書くと怒られるかもしれないため、箇条書きにはなりますが。
【試験内容】
- 正しいコメントアウトの種類
- ホワイトスペースで正しい組み合わせ
- 変数名/関数名の正しい組み合わせ
- グローバル変数のスコープ範囲
- メールの飛ばし方
- デバック関数の使い方
- 関数/変数の大文字小文字による扱いの違い
- forの取り扱い/繰り返し条件の書き方
- コマンドラインでPHPを実行する方法について
- データベースで実行するSQLの書き方
- 継承クラスからの関数の呼び方
- クッキーの保存期間の切り替え方法
- Composerの使い方
試験を受ける前に1点注意があります。
試験の解答方法は選択式で、単一選択の場合と複数選択の場合があります。
複数選択が問題の半分近い割合で出ていたので、当てずっぽうで答えても当たる確率は低いです。
試験は1時間で40問回答する必要がありますが、半分近くはロジックを読み解かなくてもすぐに答えれるような問題のため、時間は正直余るかと思います。
余った時間は、回答内容を読み直し、間違いが無いか確認しましょう。
問題は、「正しいものを選びなさい」と「誤っているものを選びなさい」が入り乱れているので、緊張でついつい問題文を途中で読み飛ばし、間違った答えを選んでしまっている場合があるので、この時に修正しましょう。
試験の申し込み方法について
試験自体は全国のオデッセイコミュニケーションズCBTテストセンターで受けることができます。
地域のどこで受けることができるかはこちらのリンク先の地図から、受けたい都道府県をクリックすると表示されます。
試験への申し込みは、各会場に問い合わせをする必要があり、私が受けた沖縄の「楽しいパソコン教室 西原サロン校」はメールで問い合わせを行い、
返信のメールで教えてもらった口座に試験料金を払うことで申し込み受付が完了しました。
試験当日ですが、試験を受ける直前に会場にあるPCにて、Odyssey IDにログインする必要があるため、受験者IDとパスワードの登録は紙などに書いて、試験会場に行きましょう。
※スマホやスマートウォッチなど電子機器は会場で出すことが禁止です。
まだOdyssey IDの登録を行っていない方はこちらのリンク先からできます。
認定スクールについて
公式サイトで、短期合格を目指す方には認定スクールでの認定コースの受講を進めていますが、正直初級レベルであれば独学の勉強で十分です。
どうしても短い期間で取りたいって人以外は、お金もかかりますし、スクールは行く必要無いかと思います。
将来的にIT業界に入りたいと思っているけど、独学では全然わからない!って人はスクールに入るのはありかと思いますが、試験の為だけに通うのはもったいないと思います。
これからプログラマーを始めようと思っている人へ
たまに一回も就職せずに、スクール系の卒業してすぐフリーランスでやる!って人がいますが
私的にはかなりの無謀なことだと思います。
プログラマーはプログラムを書くだけではなく、ロジックを考えたり、資料を作ったりする必要があります。
実際に会社で経験を積んで、各業務のやり方を理解したうえで、フリーランスになるのは良いですが
その基礎も無いと、実際に仕事としてやった時にフォローする人もいなく、地獄をみます。
ネットで素人がすぐフリーランスになり、儲かっているような記事を書いている人もいますが、実績をみても生粋のプログラマーの人は少なく
コーダー(HTMLやCSS・JSなどでWEB画面を作る人)でシステムエンジニアを名乗っていたり、プログラマー/システムエンジニアってのは肩書だけで、セミナーを開いて、それを収入にしている人が多い印象です。
成功している人もいますが、そのような人は下記の4つができている人だと思います。
自分で調べる事ができる
プログラムをするうえで、当然わからないことが多く出てきます。
その場合、それを解決する方法をネットで調べると思いますが、意外とこの調べるってのが曲者です。
複数の人で、同じ問題を解決するために検索させても、人によって調べきれることができない人もいます。
これはプログラムの検索に慣れておらず、どのワードを調べたら答えが出るかを考えることができないからです。
ちゃんと自分が調べたい事を調べきれる力があるかが大事です。
常に勉強している
プログラムって、1回学んで、はい終わり。ってわけではなく、日々新しい情報が出てきて、それを学ぶ必要があります。
例えばロジックを考えるときに①の方法より②の方法の方が実行速度が速いや
次のバージョンではこの機能が廃止になるから、実装するときは別のものに書き換えたほうが良い
この機能には脆弱性があり、セキュリティー的にやらない方が良いなど。
そのような知識を常に学び、使えるようになる必要があります。
コミュニケーションスキルが高い
仕事をするうえで、プログラムを書くだけではなく、お客様とやり取りをするので、コミュニケーションを円滑に進める力が必要です。
たとえプログラムスキルが高くても、コミュニケーションができない人はお客様の評価が下がります。
また実装する際に、お客様(またはシステムエンジニア)から改修内容をヒヤリングする必要もあるため、聞き出す力が無いと、仕様漏れで事故る可能性が高くなります。
強いハート
全てが自分1人に責任が来るため、問題が発生したり、案件が遅れたり、バグが出たりなど精神的に負荷がかかることが発生した場合、に折れないハートが大事です。
普通の会社であれば、上司や上級プログラマーに相談して解決できたり、代わりにクライアントに説明をしてくれたりしてくれますが、それができないので負荷が高いです。
その状態でも潰れないで対応できることが必要です。
ま~私の勝手な意見ですが、上記4つの能力があるならフリーランスでも成功すると思います。
私にはその力が無いのでフリーランスは夢のまた夢ですけどね(笑)
PHPの試験とあまり関係ない話をしてしまい、申し訳ありません(汗)
これからPHPの試験を受けようと考えている方や、プログラマーになろうと考えている人のためになったら、なによりです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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