.hackシリーズ15周年記念!

2019年12月18日ゲーム

君は.hackを知っているかい?

どーも皆さん
ボーリングをやると1ゲームで汗ダクになってしまい、一人だけマラソン後の姿みたいになってしまうヒデキチです。

突然ですが、皆さんは「.hack」という名前のゲームしていますか?
今から15年前にPlayStation2専用ソフトとして発売されたゲームで、当時のゲームとしては確信的なストーリーやゲーム性で大ヒットし、その後ゲームだけではなく、小説、漫画、アニメ、アプリ、映画など色々なジャンルへ展開したシリーズなります。
ゲームの性能もさることながら、キャラクターデザインが「新世紀エヴァンゲリオン」で有名な貞本義行さんがされていて、結構びっくりしたのを覚えています。
下の画像の真ん中のカイト(主人公)を見るとちょっとシンジ君の面影がありますよねw

内容は今では当たり前のように流行っているMMO(大規模多人数同時参加型オンライン)ゲームの世界から現実世界に帰れなくなるという物語です。
最近の人はソードアートオンラインって同じ感じって言えば伝わるかな?(.hackとソードアートオンラインの名前を一緒に出すと争いが起きそうで怖いw)

.hackシリーズについて

.hackシリーズは多くの商品が出ていますが、大きく分けて最初に発売された「.hack」を題材にした第1期。
続編の「.hack//G.U.」の前後の第2期。
今までの置き型のゲームから一新し、PSP用ゲーム「.hack//Link」として発売された第3期。
そして舞台は2030年の『The World:Armed conflict』としたスマホアプリと発売され第4期(正しくは第?期)

第1期


プロジェクトの中心として位置づけられていたのは、PS2用ゲーム『.hack』。
ジャンルはオフラインRPG。2002年6月から2003年9月にかけて、連続作品として4回に分けて発売されました。

主人公は親友に誘われて「The World」を始めた初心者プレイヤーとなり、ゲームの大半はゲーム内ゲームとして「The World」上のキャラクター、カイトを操作することになります。
シナリオの導入において、ゲーム中に正体不明の敵の攻撃で死んだ親友が、現実世界においてもゲーム中に意識を失ったままとなり、カイトはアウラから世界を救う力を持つ黄昏の腕輪を託された勇者となり、親友と世界を救うために「The World」を冒険していく物語になります。
また、このゲームにはネットゲームを疑似体験させる演出として、「The World」で出会った(作品世界内の)プレイヤーとのメールでの交流や、シナリオの進展に応じて更新される掲示板などの要素が含まれており、当時はかなり画期的でヒデキチもリアルでメールしている気分になりましたw

また、PS2用ゲームには、本編で起きた事件を現実世界の視点で追ったOVA『.hack//Liminality』(全4話)が同梱されており、ゲームキャラ達が現実世界でどうなっているかなどゲームの物語にさらに没頭させる要素がありました。
テレビアニメ『.hack//SIGN』(本編25話)では、本編の半年前に起きた事件として、アウラを消滅させる陰謀に巻き込まれたことで「The World」の世界に閉じ込められたプレイヤー、司(つかさ)が、他のプレイヤーの助けにより脱出したことが語られる。
また、ゲームで登場したブラックローズの視点で本編を描いた小説『.hack//Another Birth もうひとつの誕生』、SIGN以前の話となる小説『.hack//AI buster』が発売された。この他、SIGNとゲームを繋げる補完ストーリーとして小説『.hack//ZERO』が発売されました。(発売はされましたが、現在も未完)。
PS2用ゲームに先立ち、ゲーム本編とは異なる時代を扱った、マンガ、アニメ作品が公表された。月刊誌「コンプティーク」に連載された『.hack//黄昏の腕輪伝説』では、本編から4年後の平和になった「The World」で新たな勇者シューゴがアウラの娘ゼフィを守るために活躍する。

【第1期関連】
.hack//黄昏の碑文(小説)
.hack//AI buster
.hack//SIGN
.hack//ZERO
.hack//感染拡大 Vol.1(ゲーム)
.hack//悪性変異 Vol.2(ゲーム)
.hack//侵食汚染 Vol.3(ゲーム)
.hack//絶対包囲 Vol.4(ゲーム)
.hack//XXXX(マンガ)R:1ゲーム派生
.hack//Another Birth もうひとつの誕生(小説)R:1ゲーム派生
.hack//黄昏の腕輪伝説(マンガ、アニメ)
.hack//GIFT(アニメ)R:1派生
.hack//fragment(オンラインゲーム)

第2期


第2期においてプロジェクトの中心として位置づけられていたのは、PS2用ゲーム『.hack//G.U.』。
ジャンルはセミリアルタイムRPG。2006年5月から2007年1月にかけて、連続作品として3回に分けて発売されました。
ゲーム中で何者かによってプレイヤーキルされた憧れの人=志乃が、リアルでも意識不明になっていることを知ったハセヲはその現場にいた蒼炎を纏うPC、BBSでは『三爪痕(トライエッジ)』と呼ばれていた存在を追っていく。かつての恩人=オーヴァンによってもたらされた情報をもとにたどり着いた先で三爪痕に再会するが、圧倒的な実力差によって敗北。謎の力“データドレイン”によってPCデータが初期化されてしまった。
その後、初心者に戻ったハセヲをプレイヤーは遊ぶことになる。ゲームとリアル(ニュースやメールなど)という2つの視点からゲームを進行していく。
またゲームに先駆けて2006年4月から2006年9月までアニメ前日談(一部重なる部分もあり)『.hack//Roots』が放送された。
同じ事件を違うエピソードから追っていく事で、ストーリーの根幹を知ることのできる構成になっており、小説版やマンガ版、OVAなどでは主人公=ハセヲは同じだが全く違う話になっている。
また、本編と同時期に起こっていた、別のキャラの視点から描いた小説『.hack//CELL』、マンガ『.hack//GnU』、『.hack//Alcor 破軍の序曲』や、The Worldの発売以前のエピソードとなる小説『.hack//黄昏の碑文』などがこのシーズンに発売された。

【第2期関連】
.hack//Roots(アニメ)
.hack//GnU(マンガ)
.hack//Alcor 破軍の序曲(マンガ)
.hack//CELL(小説)
.hack//G.U. Vol.1 再誕(ゲーム)
.hack//G.U. Vol.2 君想フ声(ゲーム)
.hack//G.U. Vol.3 歩くような速さで(ゲーム)
.hack//G.U. (小説)R:2ゲーム派生
.hack//G.U.+(マンガ)R:2ゲーム派生
.hack//G.U. TRILOGY(OVA)R:2ゲーム派生

第3期


第3期プロジェクトにおいて中心として位置づけられていた作品は多数あり、時系列順に順次発表されていった。
プロジェクトの最初に発表されたのが、PSP用ゲーム『.hack//Link』。ジャンルはアクションRPG。2010年3月に販売された。『The World R:X』の公開を心待ちにしていたトキオであったがユーザーアカウントが抽選によって与えられることを知り意気消沈。そんな時に過去にプレイしたオンラインゲーム『アカシックライン』で出会った姫にそっくりな転校生・彩花によって渡された『黒いゲームディスク』によって未公開の『The Wolrd R:X』に肉体ごと取り込まれてしまった。その中では憧れの勇者『カイト』が、フリューゲルと名乗る男によって石化される所だった。プレイヤーはそんな勇者にあこがれる少年トキオとなり、時間データをさかのぼり過去の作品を追体験していき、事件の真相を解明していく。マンガ版も発売されているが内容はほぼ異なるものになっている。

次に発表されたのが2011年1月から4月にかけて3度に分けて発売されたOVA『.hack//Quantum』。これに先駆けて2010年11月から2011年1月にかけて同作品が劇場公開されたが、これはあくまで「OVA作品を上映する」という趣旨のイベントであった。“正常な”『The World R:X』で楽しく遊ぶサクヤ・トービアス・メアリはひょんな事から事件に巻き込まれてしまう。その時に出会った猫型PCハーミットによって徐々にThe Worldの秘密に触れてしまう。OVAの他に同じ内容を描いた小説、マンガ。また前日談にあたるマンガも発売された。

最後に発表されたのが2012年1月に公開された映画作品『ドットハック セカイの向こうに』。舞台となる福岡県柳川市で暮らす中学生、有城そらは友達がみんな『THE WORLD FORCE:ERA』で遊んでいる事にどこか疎外感を感じながらも、ハイテク嫌いな祖父・武生の影響でTHE WORLDには近づかないでいた。しかしある時、幼馴染の岡野智彦によって、その祖父・武生がTHE WORLDをやっている事を知ってしまう。それからはゲーム好きな田中翔の少し強引な誘いによってTHE WORLDを始めることになる。また、同じ内容を描いたマンガも発売された。

またこのBlu-rayは『ドットハック セカイの向こうに+Versus Hybrid Pack』として2012年6月に発売された。これはPS3に入れることで対戦格闘ゲーム『.hack//Versus』をプレイすることができるようになっていた。物語は2025年、オンライン対戦ゲーム『VERSUS:The World』。過去のTHE WORLDの英雄をプレイする格闘ゲームがクローズドオープンし遊んで行くが、その中で謎の男“9”と出会い、事件に巻き込まれていく。

このシーズンにおいて共通しているのは、The World内に錯綜するCC社(mama)の思惑を各時代の主人公たちがNABなどと協力しながら壊していく、というものであった。前述の.hack//Versusをクリア後に見られる映像特典『タナトスレポート』において、このシーズンの結末が描かれている。
また、「Link」〜「セカイの向こうに」の間に起こった本編では描かれなかった裏エピソードが『.hack//bullet』としてCC2公式ウェブ上で現在も連載中。

【第3期関連】
.hack//Link(ゲーム)
.hack//LINK 黄昏の騎士団(マンガ)R:Xゲーム派生
.hack//Quantum(OVA)
.hack//Quantum+(マンガ)OVA派生
.hack//Quantum I(introduction)(マンガ)OVA派生
.hack//Quantum 心ノ双子(小説)OVA派生
.hack//bullet(WEB小説)
THE WORLD FORCE:ERA
ドットハック セカイの向こうに(映画)
ドットハック SORA:セカイの向こうに(マンガ)映画派生
VERSUS:The World
.hack//Versus(ゲーム)

第4期(第?期)


現在、発表されている最新のエピソードが2012年10月に配信開始された、シリーズ初となるスマホアプリ『ギルティドラゴン 罪竜と八つの呪い』。
舞台は2030年の『The World:Armed conflict』のオープンβ。ココレやエレミア、荒野の狼と言った個性豊かな面々と冒険する主人公となり『黒ネーム』、『ファントム』、『伝説のレリーフ』を追っていく。2013年11月には韓国バージョンも配信開始された。
※2016年3月23日をもって、約3年5ヶ月をもってサービス終了しました。

【第4期(第?期)関連】
The World:Armed conflict
ギルティドラゴン 罪竜と八つの呪い(アプリ)

あとは上記に分類分けされていませんが、『.hack//New World』というものがあり、こちらは2016年1月7日から2016年12月20日までの1年足らずでサービスが終了後しました。

次回は自分が気に入っているシリーズについて書いて行きたいと思います!